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コイヌールとはペルシャ語で『光の山』と言う意味らしい。
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畠中恵のしゃばけシリーズのいっちばんです。

①いっちばん/畠中恵

今回はちょっと短編っぽい感じでいくつかの話が入ってると言う感じにw
いっちばんは、妖怪たちが若だんなのために一番いいもの(よろこぶもの)をと、江戸中をさがしまわるお話。そこに別のすりの話が絡まるのですが、この妖怪たちが江戸中を探し回っていたときに、なんだかすりとも出くわし、解決してしまった。。。。というようなwwww

天狗の話と雛さんという小物屋のお嬢さんの話などもありました。

それにつけても、この本に出てくる鳴家(やなりと読むそうです。反対なら読みやすいのにw)がもう可愛いこと可愛いこと。

とにかく、若だんなのところに運ばれてくるお菓子を喜んで食べるだけ・・・と言うような役どころですがwwww実際には顔は怖そうな妖怪らしいですが、家をきしませて、音を鳴らすだけの妖怪らしいです。こいつが、若だんなにお菓子をもらって喜んだり、若だんなのことを心配してくるのはいいけど・・・みたいなwwwもう可愛くて可愛くてwwww
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最近は、寒いし、花粉が飛んでるし・・・そんな感じであまり外に出ない。家で本を読んでるのがこんな季節は幸せだーとか思ってる。

人に言わせたら、暗い趣味かもしれない。でも、本を読まない人は損をしてるような気がしないでもない。だって、こんな面白い世界が本の中には詰まってるのに。

とは言え、私がどんなに人に面白いと言われても、サッカーやバスケットボールに興味が持てないのと同じだから、人に読書をすすめるつもりもないけど。

今回は、川上弘美の小説2冊。
①古道具 中野商店
②ニシノユキヒコの恋と冒険

どっちにも共通点があると思う。『女たらし的男』の登場。私はこんな男なんて大嫌い。正確に言うと、こんな男が現実にいたら大嫌い。だけど、小説の中ならいいわってとこ。

古道具 中野商店に出てくる登場人物は主に4人。中野さん、タケシ、マサヨさん、ヒトミ(主人公)。中野さんの店で、タケシとヒトミは働いている。マサヨさんは中野さんの姉。中野さんは「銀行にいく」と言って女に会いにいく。中野さんには咲子さんと言う美人の彼女がいる。

タケシとヒトミはなんだか・・・と言う関係。微妙な関係から始まっていく。マサヨさんは途中から丸山という彼氏ができる。

みんな大人だったり子供だったり。最終的には、中野商店はちょっとした古道具屋から骨董品を扱うようなお店に変身するので、タケシとヒトミは転職することになる。その転職先で、タケシとヒトミはまた出会うわけだが。。。

まぁ、そんなところだったな。なんか他にも色々出てくる登場人物が強烈な印象だったな。案外好きな部類の小説だった。だけど、いまいち、空想の世界には飛んでいけない部分もあった。ちょっと私にはリアルに感じる部分が多かったのかも。

それに対して、ニシノユキヒコの恋と冒険は完全に空想の世界に入り込んだ。

10人の女によって語られるニシノユキヒコのお話。ここで語る女だけで、10人。本当はもっと別のところにたくさんの女がいる。私の絶対に嫌いそうな男。

彼女と付き合っていて、別れるときも泣くくせに、付き合ってる間にしれっと昔の彼女と会っていたりして。最後は事故で死んでしまうわけだけど、死んだときには40代で付き合ってた女の人のところに幽霊になって現れたり。どんだけ、女の人が好きなんだよ?いや、女たらしなだけか。死んでまで女たらし。

女たらしって、本気で女の人を好きにはならないものなのかな?私にはわからないけど。

まぁ、そんな本でした。

立て続けに2冊・・・。

小手鞠るいさんの本を読みました。

①好き、だからこそ
②サンカクカンケイ

この2冊には、岡山の景色が出てきます。もうめちゃくちゃ懐かしい。

小手鞠さんは岡山出身の方みたいですね。岡山市の描写が、ハッキリしてる。烏城(岡山城)の周辺の鶴見橋とか月見橋とか相生橋とか、旭川とか、その川に浮かぶボートのこととか・・・・。一瞬にして、記憶がよみがえりました。私も一時期、後楽園の近くに住んでいたので、その辺のことは今でもすぐに思い出せるんです。竹久夢二の美術館があって、そこにあった柳の木とか、春に後楽園のあたりに咲き乱れる桜の花とか・・・その他にも色々。桜の季節の桜吹雪はキレイですね。はかないけど。。。。

なんか読んでいて、むちゃくちゃ懐かしくなりました。どちらの方にも、岡山の町の描写があります。

①好き、だからこそ
こちらは、短編として読めます。が、実は繋がってる。その時によって、その話の語り手は違っていたとしても。基本的には、ふうことごんちゃんの話が基本です。ふうことごんちゃんは、夫婦でした。しかし、ごんちゃんの不倫のせいで別れます。これが1つ目。

2つ目は、ごんちゃんの再婚した奥さんのお話。(1つ目の話で、ごんちゃんが浮気をしたのはこの人です。)ごんちゃんを待ってる・・・女の人から電話がかかってきて、出て行ったごんちゃんの帰りを待つ話。

3つ目は、ふうこは河野さんと言う人と出会い、付き合い始める。そのころ、前の職場でお世話になっていた人が、がんでよくなくて、お見舞いに京都に戻る。そのことから、ごんちゃんに電話してしまい、一晩を過ごしてしまう。(完全に2つ目の話と繋がってますね。)

4つ目。河野さんとふうこは、お互いに忘れられない人がいる。ふうこはもちろん、ごんちゃん。河野さんは元奥さん。元奥さんは自殺して死んでしまった人。お互い忘れられない人がいることを承知で付き合っている。その元奥さんの話。(ここで岡山の描写が出てきます)

5つ目。河野さんとふうこはアメリカにいる。そこに留学生のわかなちゃんが・・・ごんちゃんと再婚した洋子さんの連れ子がわかなちゃん。わかなちゃんは、河野さんに興味を持ってしまい。。。。。それでも、最後にまたしてもごんちゃんのために、ふうこは車を飛ばすのです。

ふうこの気持ちはわからんでもない。でも・・・なんだかどれが正しいのかどれがいいのか、正直、なんだかよくわからなくなっちゃって。ものすごく、切ない気持ちになってしまいました。

でも、リカはやっぱり浮気とかしないで、リカのことだけ思ってくれる人がいいです。

②サンカクカンケイ
これは、岡山の子の話。。。。この話は、いいかも、あかね・龍也・俊輔の三角関係。

あかねは龍也に恋焦がれ、龍也の後を追って、京都の大学へ。こんな書き方をしてしまうと、身も蓋もないけど、龍也にとってあかねって都合のいい女状態だったんだと思う。俊輔は、あかねのことをずっと思い続けている。

こんなとき、普通に考えればだけど、第三者からみたら、「俊輔にするのがいいに決まってるやん!」となるわけだけど、本人は夢中だからそんなことわかるわけもなく・・・。時間を重ねるしか気がつく方法もなく。。。。

でも、これは三部作の中でもラストが一番気に入りました。よかったです。

馬琴って言えば滝沢馬琴(曲亭馬琴)ってやつですが。

てっきり、馬琴の嫁の話と思っていたら、馬琴の息子の嫁の話でした。

馬琴の嫁/群ようこ

昔の人は、一旦嫁ぐと、我慢我慢の日々だったんだろうか???

いや、今と同じで苦労する人しない人に分かれてたんだろーなw

この主人公は・・・苦労する派です。「みち」って名前なんだけど・・・嫁ぐまでの名前は「てつ」だった。って、女の子だけど、てつなんだ・・・・って思ったけど。結婚してから「みち」に変わる。(なんか誰かと間違うからみちにしなさいとかそんな理由なのだ。)実家とはまったく雰囲気の違う家に嫁いでしまい、かんしゃくもちの姑、夫(しかも病弱)。常に看病の日々。

私なら、イライラして「あんたが、悪いでしょー!!!」とか言ってしまって離縁されますなwwww

まぁ、そんな感じの本ですわ。

やっと読み終えた・・・。

別に読みにくい本ではない。だけど、絶対にすぐに読んでしまいたいとも思わなかった。

ウエハースの椅子/江國香織

私のイメージとしては・・・色はパステルカラーの水色もしくはラベンダー。

なんだかほんわりと浮かぶようなイメージ。

ただ、春のような暖かさを感じるのではなく、すぐに壊れてしまいそうな危うさというのか・・・・。

昔の(少女時代の)記憶、今の大人として生きる中で出会った恋人とのこと(相手は、既婚者のためこの恋愛は不倫関係にあたる)等が書かれている。

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