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コイヌールとはペルシャ語で『光の山』と言う意味らしい。
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 おめでとうと言う本を読みました。

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 本当は、このピンクに惹かれたの。でも、よく考えたらこれ、足の絵だね

 おめでとう/川上弘美

 川上弘美の作品は『センセイの鞄』と言う作品以来、結構好きになりました。『蛇を踏む』の頃はなにがなんだかーって感じがしてたんだけどね。

 これは短編集。12の作品から構成されています。基本恋愛のお話。最後の方は、ファンタジーのような恋愛のお話があったりします。

 私の気に入ったお話は『冬一日』と『川』。

 『冬一日』は不倫の男女のお話。最後の方で、「俺、150年生きることにした」と男の人が言うシーンがあります。「そのくらい生きていれば、あなたと一緒にいられる日もくるだろうし」と言うようなことを言います。このシーンがとても好きです。そんな遠くの約束であったとしても、もしそう思ってくれるのなら・・・とか思ってしまうバカな私がいるから、このシーンが気に入ってしまったようです。

 『川』は、付き合っている男女が川辺で過ごす時間の物語。これも、自分の思い出と当てはまるところがあり、なんだか気に入っているのでした。

 割合、これらの作品は自分の気持ちと重ねあわせやすかったので、読みやすかったです。
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 久しぶりに本の話題を。

 本屋にいったら、陰陽師の新しいのでてるやんってことで買いました。陰陽師は結構続けて買ってます。

陰陽師 瘤取り晴明/夢枕獏

 この本は、今回意外とイラストが多かった。すごく早く読める。しかも、1話しかない。

 薬師の平大成と中成の兄弟が出てきます。今回の依頼人はこの2人。二人はそっくりだけど、瘤が別の方向についているので、見分けることができるのです。この二人が、きのこ取りに出かけました。このきのこ、たくさん取れば幻覚作用などもあるようなきのこです。大成はこのきのこが大好きで、夢中になりすぎました。帰り道がわからなくなり、木のくぼみで一夜を過ごそうとしていたら、なんとその近くで妖怪たちの宴が始まってしまいました。怖さを忘れるために、大成はきのこを食べました。すると、その宴が楽しくなってしまって、自分も踊りだします。妖怪はびっくりしますが、あまりのその踊りの面白さに「また次の機会に来てくれ」と言います。「それまで、この瘤はあずかる」と大成のこぶを取ってしまうのです。後日、この話を聞いた中成は、自分の瘤もとってもらおうと大成に代わって出かけてしまうのですが・・・・・。

 とこんな感じです。どっかで聞いたことのあるような話だけど、結構楽しい。

 

 悩んだり色々して、苦悩した先週。今週も色々ありましたが、本を読んでる間だけは絶対に別の世界にいける。そんな時間も大切です。私には。

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 ゆめつげ/畠中恵

 時代は幕末。小さな神社の跡取り息子。「夢告(むこく)」をする兄。夢を見て占いをするのだけれど、あまり当たらないという評判。頼りない兄に対して、弟はしっかりもの。

 ある日、この兄に大きな神社の神官から「大店の息子を夢告によって探し出して欲しい」と頼まれる。ここから、事件に巻き込まれていってしまう。。。。。

 って、感じのお話。

 最後の方で、時代の流れってすごいなぁって思う部分があった。

 例えば今の私達が平和に日本で暮らしている。でも、60年ちょっと前の日本は戦争していたのだから。
 久しぶりに本を読みました。

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 きれいな絵の描いてある本だったから、なんとなく買ったの。江国香織の本だったし。

すきまのおともだちたち/江国香織 絵:こみねゆら

 ところどころにきれいな挿絵のある読みやすい本。ぼくのことりちゃんと同じぐらい、きれいな挿絵がある。

 お話は本当に不思議。突如として、私は不思議な世界に迷い込む。その世界で、女の子やお皿と出会う。最初は、すごく戸惑う。しかし、慣れてきて楽しくなってきた頃、突如として元の世界に戻される。

 その世界に、行きたいと思っても行けるわけではない。また、元の世界に戻りたいと思っても戻れるわけではない。また、その逆もそうだ。

 私は旅人として、その世界を訪れる。そして、いつしかその旅が終わると自然と元の世界にもどってしまうのである。

 なんとも不思議なお話です。「そんなの、生まれたばかりのへびの赤ちゃんにだってわかることよ」ってこんな台詞が出てきます。私にとっては結構印象的な台詞。なんで、へびの赤ちゃんなんだろうって思ったりしながら。
 久しぶりに本を読みました。やっと本を読むだけの余裕ができたって感じかな。。。。

ぼくの小鳥ちゃん/江国香織

 カニが好きって言っていた本だと思う。最初はまったく読む気がなかったんだ。なんとなくなんだけど。つまらなそうに思っていたので。でも、なんとなく買ってみた。かなり短めなので、すぐに読めてしまった。

 まず一番最初に、小鳥ちゃんのことを「うっわー。わがままで小生意気ーー」って思った。でも、だんだんと読んでいくうちに、少し気持ちが変わってきた。確かにワガママで小生意気なんだけど、「あたしはあなたの小鳥ちゃんよね」と聞くシーン。。。。こんなシーンを見てたら、なんだか・・・・。確認せずにはいられないんだなーって。女の子の感情を表してるかのような。。。。。(実際には小鳥なんだけど)

 うまく言えないけど、不思議な・・・・・。

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 お茶を飲みながら、本を読むってとっても気楽で楽しいです
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